コラム|企業買収は「総合格闘技」

当社では企業オーナーの事業承継をサポートする一方で、M&Aを行う企業様の買収を提案、実行していくサービスも行っています。

買収企業の査定や条件交渉に当たっては、単純に買収先の決算書だけ見て取り組むわけではありません。

企業の財産はヒト、モノ、カネ、情報です。

バランスシートには金融資産や不動産、設備などは計上されていますが、ヒト(従業員)は簿価でも市場価値でも計上されていません。

また、その企業のモノづくりに関する価値やそのブランド価値も計上されていません。

企業活動が販売や仕入を行ううえでは、優良な情報網を生かして他社との差別化を実現していますが、この価値ある情報網もバランスシートには計上されていません。

 

従いまして、買収企業の査定や条件交渉に当たっては、これら未計上の資産、つまりは企業価値を見出していくこととなります。

 

ヒトについては、従業員のスキルだけでなく企業成長に資するモチベーションや志をもっているか、或いはそのポテンシャルがあるかも気になるでしょう。労務上や人事制度も精査し、問題がないか確認することにもなるでしょう。

モノ・サービスについては市場の動向などの外部環境も知りたいですし、その外部環境のなかでの強みや弱みも精査し、将来の業績予想や必要資金の構想も必要でしょう。

 

つまり、ビジネスに係わる多様な知識を必要とし、それを基にした買収後の事業構想を組み立てる能力、買収先との交渉力が「有効な買収」には必要となります。

税務だけの専門知識、法務だけの専門知識だけでは、「有効な買収」を実現するのは難しいでしょう。

 

買収企業と譲渡企業との交渉を格闘技に例えますと、それはリング上で繰り広げられる「総合」格闘技です。

パンチだけでは勝てないでしょう。もちろん体格だけも勝てないでしょう。

パンチ、キック、投げ技、寝技・・・多くの知識と交渉力をもって初めて有意義な買収交渉となります。譲渡企業にとっても納得感のある売却条件となるでしょう。M&A後のシナジー実現もより確かなものになるでしょう。

 

多様な「技」をもつ当社にお気軽にお問い合わせください。