コラム|M&Aの利回り

「M&Aで買収すると何%ぐらいの運用利回りが期待できるの?」

良くご質問頂きます。

 

まず、国内の運用利回りで低いものから

国債:1%未満 (あらゆる投資商品はこれをリスクフリー(リスクなし)として、ここから利回りを加算していきます)

上場株式の配当利回り:1.6%

JREIT(上場不動産信託)の配当利回り:4.1%

名古屋市内の不動産NOI利回り:7.6%

と続きます。

 

中小企業のM&Aは営業利益利回りで20~35%です。

ややレンジ(幅)があるように感じますが、これは、M&Aの対象の事業内容や資産内容により変化します。

例えば不動産の運用を含む事業(ホテルの所有運営や賃貸マンションの運用)が多ければ利回りは10%前後でしょう。設備を持たず、旧オーナーの依存度が高ければ、利回りは軽く50%を超える(リスクが高い)でしょう。

また、買収した企業をどう活かすかは、買収側のPMI(買収後の統合)能力によります。買収後の経営を放置すれば陳腐化していくこは間違いないでしょう。しかし、商品や仕入の見直し、販路拡大、業務プロセスの改善を進めれば業績拡大や事業再生が可能になります。

 

つまり、他社よりPMI能力を持って買収すれば、安く(高利回り)で買収することが可能になります。以前にもM&Aは「総合格闘技」というコラムを書きましたが、企業は「生き物」ですから、税務や法務だけで買収・運用するのはリスクが高まります。日本郵政のオーストラリア物流企業の減損、東芝の米国原子力発電企業の減損がメディアで大きく取り上げられているのも記憶に新しいです。

 

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