コラム|富士フィルムが米ゼロックスを買収

「富士ゼロックス」は、国内の複合機市場で、リコー、キャノンとともに3大メーカーとして一定のプレゼンスがあります。富士ゼロックスは米ゼロックスと富士フィルムの合弁企業でしたが、この度、富士フィルHDが米ゼロックスの過半数を取得することが発表されました。

複合機はコモディティ化が進み、メーカー毎の差別化が難しい商品になっているとともに、業務上も電子化(ペーパレス化)が進展していると、一ユーザーとしても実感しています。リコー社でもインドでの不正会計に端を発した支援打ち切り、再度となるリストラクチャリングを見ると、同業界のメーカー側、販売側でも今後の成長戦略が必要なのは明らかです。

富士フィルムHDのプレスリリースによると、この買収より、富士フィルムにおける画像処理技術を米ゼロックスのドキュメント関連技術を融合して、将来の業務プロセスのオートメーション化の需要に応じていくとのことでした。

メガバンクが事務業務の効率化、オートメーション化に伴う人員削減が大きなニュースにもなりましたが、今回の富士フィルムの米ゼロックス買収も、将来のオートメーション化への期待を裏付けるものであり、成熟産業における積極的、先進的な戦略と「実行」であると評価します。