コラム|企業価値における保有不動産

会社がいくらで売れるのか?いくらで買われるのか?

企業価値の査定としては、会社の資産、つまり、現預金、売掛金、在庫、設備などを評価していきます。

 

その中で結構なシェアをもっているので「不動産」です。例えば、創業40年以上の社歴のある企業は、不動産をバブル前に取得しており、簿価(決算書での金額)が些少の場合もありますが、これを時価に換算すると全資産の9割ほどになる企業もあります。

こうなると、このM&Aは、企業売買なのか、不動産売買なのか、分からなくなってしまいます。

買収者が不動産業者でない限り、その不動産は、あくまでも事業に必要な設備のひとつであり、また、もちろん承継した事業を継続していくため、その不動産を売却することも想定していませんし、「今売ったらいくらになる」という考えは積極的には持っていません。一方で売却側は、廃業してその不動産を売却した場合の試算もしているので、ここに不動産の価格差(歪み)が生じます。これを解消していくのがM&Aアドバイザーです。

 

方法としてはいくつかありますが、主な例としては、「事業」のみは承継者に売却するが、

①「不動産」は他に売却する、又は

②「不動産」は所有しておき承継者から賃借料を継続的に受け取る。

という内容です。また、金融機関からの借入が不動産担保となっている場合、更に複雑になってきます。

 

不動産を保有している企業様は、不動産に強い当社まで、お気軽にご相談くださいませ。