コラム|直接上場 米スラック社

 

米スラック社が、昨年の音楽アプリ企業スポティファイ社に続き、「直接上場」準備中との報道がありました。

 

スポティファイ社の直接上場についても、以前のコラムにも書きましたが、当社も注目する上場方法です。

https://www.ma-nagoya.com/2018/04/12/

通常は上場とともに、投資家からの資金調達(新株発行)が一般的です。上場する会社は、資本金の増加を行い、設備へ投資、借入の返済などを行います。また、証券会社はこの新株発行を「引受」け、払込金額の約7%程度を引受手数料として受け取ります。この上場コストは、実質的には株主が負担していますが、実は表面的にはわかりづらいです。(目論見書には、引受価格、発行価格、スプレッド方式など専門用語で明示はしてありますが)

例えば1,000億円の調達であれば、70億円の手数料です。例えば、年間50億円程度の純利益の企業でしたら、1.4年分の純利益がすっ飛ぶコストです。

 

従って、もし、上場する企業が「設備投資金が不要」「借入返済が不要」であれば、新株発行も不要なわけで、このように直接上場を選択することになるでしょう。

一方、製造物の大量生産、大量消費の時代も過渡期になり、各種産業も資本集約型から知識集約型(大規模工場は不要で、アプリなどのITが主軸の産業)に移行していくと、「資金需要」も限定的になると推察されます。

 

今後は「直接上場」が増えてくるんではないか!ひしひしと感じています!

 

なお、スラック社は、ビジネス上のチャット、対話アプリです。メール、SNS、テレビ会議、テレカンなどが1つになったイメージです。当社は導入しておりませんでしたが、これを機会に試してみます。

https://slack.com/intl/ja-jp/